2024/06/29(土)
最近、熊の目撃情報が中禅寺湖周辺で急増していますね!理由はいくつか考えられます。
・食糧不足: 熊が山中で十分な食べ物を見つけられなくなり、人間の活動範囲に近づいてきている可能性があります。特に春や秋は熊が冬眠のために脂肪を蓄える時期であり、食糧を求めて広範囲にわたって移動します。
・人間活動の拡大: 人間のレジャー活動や開発が山や森の奥深くまで進んでいるため、熊との接触が増えています。特に山菜採りや釣りは熊の生息地に近い場所で行われることが多く、遭遇のリスクが高まります。
・熊の個体数増加: 保護活動や生息環境の改善により、一部の地域では熊の個体数が増加しています。この結果、熊の生息範囲が拡大し、人間との接触が増えています。
・気候変動: 気候変動による異常気象が熊の食糧供給に影響を与え、結果として熊が食べ物を探しに人間の生活圏に出てくることが増えています。
・人間の注意不足: 人々が山に入る際に十分な注意を払わないことで、熊との遭遇が増えている可能性もあります。例えば、熊避けの鈴を使わない、食べ物の管理が不十分などが原因となり得ます。
これらの要因が組み合わさって、山菜採りや釣り人が熊を目撃する機会が増えていると考えられます。熊と遭遇した際の対策をしっかりと講じ、リスクを最小限に抑えることが重要ですね。大谷川では以前から馬返し付近は熊の目撃情報の多い場所です。さらに、今シーズンはガンマン付近でも目撃されました。私は栗山方面で何度か目撃しております。
では・・・もし、熊と出会ってしまったらどうしたらよいでしょうか?
- 冷静に行動する: まず最初に、パニックにならず冷静に行動することが重要です。大声を出したり、急な動きをすると熊を驚かせて攻撃を誘発する可能性があります。
- 距離を保つ: 熊との距離をできるだけ保ちます。熊が気づいていない場合は、そのまま静かに後退し、立ち去る方向に向かって歩きます。
- 視線を外さない: 熊を直視せず、ただし視線を外しすぎないようにします。直視することは挑発と受け取られることがありますが、熊の動きを見失わないことも大切です。
- ゆっくりと後退する: ゆっくりと後退し、熊から遠ざかります。背を向けず、ゆっくりと歩くことで熊に対して脅威ではないことを示します。
- 大きく見せる: もし熊がこちらに興味を示した場合、自分を大きく見せるために両腕を広げたり、服やバッグを広げたりして熊を威嚇します。
- 攻撃された場合: 万が一熊が攻撃してきた場合、即座に地面に伏せ、首の後ろを両手で守りながら丸くなるポーズ(「ダウンポジション」)を取ります。熊が去るまでそのままの姿勢を保ちます。
- 熊スプレーの使用: 熊スプレーを携行している場合は、熊が約5~10メートルの距離まで近づいたらスプレーを噴射します。熊スプレーは熊を追い払うのに非常に効果的です。
- エリアを速やかに離れる: 熊が去ったら、速やかにそのエリアを離れます。他の人に熊の存在を知らせ、安全な場所に避難します。
熊との遭遇を避けるためには、事前の準備も重要です。山に入る際には熊避けの鈴を持参したり、食べ物の管理を徹底したり、熊の生息地に近づかないようにすることが予防策となります。