2022/07/22(金)
ついに夏休みになり、子供達も川や山に出かけてアウトドアを楽しんでいるようです。暑いとはいっても朝晩の日光は涼しいです。さて、知り合いから楽しい夏のテンカラ情報をいただきました。
日光市内には、昨年にオープン(日本初です)した三依テンカラ専用区間(おじか・きぬ漁協)と今年オープンしたばかりの小来川テンカラ専用区間(黒川漁協)の2つのC&R区間があります。どちらもできたてホヤホヤ、テンカラ釣り師にはたまらない環境です・・先日の連休を使って2つの釣り場を見てきたのでご報告いたします。
初日は、三依テンカラ専用C&R区間に行きました。この釣り場は、まさに渓流といった景色で水の透明度も高く、川を歩いているとイワナとヤマメを簡単に見つけることができます。水深も浅く、河原も歩きやすいため初心者でも安全に釣りをすることができます。ただし、川の周りに木々が覆い茂っているので、短め(3m前半)のテンカラ竿を使用したほうが釣りやすいと感じました。さっそく、釣り人に釣果を聞いたところ、3時間程度で15~20cm程度のイワナとヤマメが4尾ほど釣れており「今シーズンからテンカラ釣りを始めたが、こんなに釣れて嬉しい」との感想でした。
そして嬉しい情報がもう1つ、三依テンカラ専用区(見通沢)が流れ込む入山沢にある管理釣り場「三依渓流釣り場」では、今年から新メニューとしてテンカラ丼が販売されています!渓流魚の唐揚げと山菜の天ぷらをのせたテンカラ(天ぷら+唐揚げ)丼です。イワナの唐揚げは、絶妙な揚げ加減で外はサクサク、中はフワフワでした。そこに地元で採れた新鮮なワサビの葉とクレソンの天ぷらがのっています。揚げ物コンビですが、食材はさっぱり系のため、アブラっぽいと感じることなく美味しくいただきました!三依テンカラ専用区については、こちらの動画もぜひご覧ください→こちら!
2日目は、小来川テンカラ専用C&R区間です。区間の下流域は子供や初心者も楽しめる里川ですが、上流域は滝や岩など野趣あふれる渓相となり経験者向けとなります。放流しているのはヤマメのみで、資源調査を目的に全ての放流魚の“あぶらひれ”を切除しているので、釣った際に放流魚なのか野生魚(自然繁殖した魚)なのかを見分けることができます。実際に釣って放流魚と野生魚の違いを比べてみるのも面白いかもしれません!現地で釣り人に釣果を聞いたところ、9時から15時まで(途中、休憩をはさんで)に18㎝から25㎝までのヤマメが12尾釣れ、そのうち野生魚が5尾入っていたそうです。ヤマメが毛バリに食いつく光景が忘れられないと興奮していました。
お昼ご飯は専用区内にある瀧茶屋でそばセットをいただきました。お膳と器は100年以上前のもので、お店も料理もこだわりを感じます。特にお勧めはジャコの卵とじ、ほんのり甘い卵と山椒の実のアクセントがたまりませんでした。
そしてもう1つ、専用区内にあるCafé奏音では、10色の味を楽しめるテンカラ(10 color)かき氷をいただきました!まさに子供の頃の夢が実現したようなスイーツです(笑)、しかも日光の天然氷を使用しています。このお店のテラス席からは川が見え、ヤマメの群れが悠々と泳ぐ姿を観察できます。テラス席では、地元のテンカラ師がヤマメのライズを眺めながら毛バリを作っていました。なんと贅沢な環境なのでしょうか・・日光市に住んでいる方は、この楽しくて美味しい「テンカラ」をぜひ体験してみませんか?きっと忘れられない夏の思い出になりますよ!