日次アーカイブ: 2023年7月27日

2023/07/27(木)

 今年は暑いですね!朝晩しか魚の活性が上がらず短時間釣行になっております。

 さて先日、外人さんにテンカラ釣りに付いて聞かれました。その外人さんは日本のテンカラ釣りにものすごく興味があるようで、私が使っているテンカラ竿をみて、片言の日本語で「美しい」と言うのです。なので、テンカラ竿を仕掛けごとプレゼントしてあげました。

・・で、テンカラ釣りのお話を少ししてみます・・!


 テンカラ釣りは日本の伝統的な毛鉤を使用する釣方で、主に山岳地域の渓流や沢で釣りをするために使用されます。この釣法の歴史は古く、400年以上前に遡るとされています。

 テンカラ釣りは本来、日光のような山岳地域に生活する人達が、生活の一部として発展した釣法です。山菜採りや狩猟と並んで、川で魚を釣ることで食物を確保していました。そのため、テンカラ釣りの方法は、その地域の自然環境と深く結びついています。

 テンカラ釣りの道具はシンプルで、竿、ライン(以前は馬の毛を使っていました)と毛鉤のみで構成されています。リールは使用せず、フライフィッシングよりも超シンプルなスタイルをとっています。これは、山岳地域の厳しい環境で生活するためには、道具はシンプルで維持が容易でなければならなかったという歴史的背景が反映されていると思われます。

 そして現在、テンカラ釣りは趣味としての釣りの一つとして広く知られるようになりました。そして、海外でもそのテンカラ釣法が紹介され、注目を集めています。特にアメリカでは、そのシンプルさと自然と一体になる感覚が評価され、多くの釣り人から愛されているようです。

 テンカラ釣りの歴史や伝統を守ることは、その独特なスタイルや技術を維持するために重要です。今後もその伝統を引き継ぎながら、さらに新しい形に発展させていくことが期待されます。